毛無山 〔けなしやま〕 (1,964m)
毛無山
かつての金山の山頂でお花畑と絵葉書のような風景に出会う
静岡県との県境に位置する毛無山は、県内では数少ない一等三角点を持つ大きな山です。江戸時代には、相当量の金が採掘された金山でもありました。
- 標高 / 1,964m
- 所要時間 / 約6時間
- 難易度 / 上級
コースガイド
スタート地点は、湯之奥猪之頭林道登山口。最初は階段状、続いて平坦なコースになり、その後は木々が鬱蒼と茂ったジグザグの登山道をひたすら登ります。約1時間で山の神に到着します。七面山や笊ケ岳の眺望が楽しめます。ここから少し登った先が、「甲州金山遺跡・中山金山」で、女郎屋敷跡、大名屋敷跡などの看板があります。発掘物は下部温泉駅近くにある「湯之奥金山博物館」に展示されているので、興味のある人は立ち寄るのもいいでしょう。
しばらく歩くと県境尾根に出るので、木々の枝越しに七面山や赤石岳を眺めながら山頂を目指しましょう。
一等三角点がある明るい山頂にはお花畑が広がっていて、夏にはヤマユリが見事です。富士山を中心に、雄大な山々と駿河湾が織り成す風景は、まるで絵葉書のように美しく、時間によってさまざまな表情を見せてくれます。
登山口までのアクセス
JR身延線「下部温泉駅」からタクシー約15分
最寄りIC : 下部温泉早川IC
infomation
所在地
山梨県南巨摩郡身延町
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