じもラブ Vol.01 シンガーソングライター 佐々木恵梨さん

身延町周辺を舞台に、女子高生が身の丈に合ったキャンプを楽しむ様子をほのぼのと描いた漫画「ゆるキャン△」。佐々木恵梨さんは、2018年に放映されたテレビアニメ版のエンディングテーマを担当したのをきっかけに、町の歌「おかえりなさい、少年たちよ」の歌唱を担当するなど身延町との関係を深めてきました。現在は、観光大使として町のPR活動にも携わっている佐々木さんに、身延愛を語っていただきました。
「ゆるキャン△」が結んでくれた、身延町との縁
はじめてこの辺りに来たのは、「ゆるキャン△」のイベントでした。2018年だったかな。その後、町の歌を作るので歌ってもらえないかとお話をいただき、身延町内でミュージックビデオも撮影させていただきました。そこから、「観光大使もぜひやってください」とおっしゃっていただいたので、私で良ければぜひとお受けして、今に至っています。
大したことはできていないのですが、身延町のネットショップでお買い物をしてSNSで紹介したり、作っていただいた名刺を配ったりして、身延町をPRさせていただいています。私自身、人生の中でどこかの観光大使をやらせていただけることがあるなんて思ってもいませんでしたから、貴重な体験をさせていただいているなぁと思います。
つかの間の休日。ゆっくりと身延町を散策
これまでも何度か来ていたのですが、いつもイベントや撮影がらみでゆっくりと観光できず残念に思っていました。今回は、2年ぶりの「ゆるキャン△音楽祭」が甲府で開催されることになったので、それに合わせて身延町でゆっくり過ごそうと思って来ました。
これまでは自然が豊かで美味しい物が食べられる場所という印象でしたが、和紙の里で紙漉き体験をしたり、生産者の方にあけぼの大豆の畑を案内していただいたりして、改めて観光スポットがたくさんあっていろいろと楽しめるんだぁと感心しています。
これまでは自然が豊かで美味しい物が食べられる場所という印象でしたが、和紙の里で紙漉き体験をしたり、生産者の方にあけぼの大豆の畑を案内していただいたりして、改めて観光スポットがたくさんあっていろいろと楽しめるんだぁと感心しています。
迫力に圧倒された身延山久遠寺 門内商店街にも興味津々
以前から訪ねてみたいと思っていた身延山久遠寺にも、念願叶って行くことができました。やっぱりすごいですね。菩提梯を囲むように立っていた杉の木は驚くほど太く高く存在感があったし、石段の迫力にも圧倒されました。
私は大学時代を京都で過ごし、お寺を訪れる機会も多かったのですが、雰囲気がまったく違いますね。京都は一つひとつの寺院はとても美しいけれど小さくて、街全体もキュッとまとまっている感じだけれど、久遠寺は、山全体がドーンと丸ごと寺院になっていて、その凄さといったら…言葉では表しきれない感動でした。
門内商店街もいいですね。数珠など仏具を扱っているお店がたくさんあって、普段はあまり見ることができない珍しい光景だなぁと。宗派などの知識がない私にも、とてもおもしろかったです。次は桜の季節に来て、門内商店街もゆっくり見て回りたいですね。
私は大学時代を京都で過ごし、お寺を訪れる機会も多かったのですが、雰囲気がまったく違いますね。京都は一つひとつの寺院はとても美しいけれど小さくて、街全体もキュッとまとまっている感じだけれど、久遠寺は、山全体がドーンと丸ごと寺院になっていて、その凄さといったら…言葉では表しきれない感動でした。
門内商店街もいいですね。数珠など仏具を扱っているお店がたくさんあって、普段はあまり見ることができない珍しい光景だなぁと。宗派などの知識がない私にも、とてもおもしろかったです。次は桜の季節に来て、門内商店街もゆっくり見て回りたいですね。


大好物のあけぼの大豆。獲れたて茹でたては最高でした!
あけぼの大豆の畑でいただいた茹でたてのあけぼの大豆、ものすごく美味しかったです。私は豆類が好きで、あけぼの大豆も、はじめてコンサートで来たときに楽屋に差し入れていただいてすごく気に入ったので、以来、毎年送っていただいているんですけど、摘みたてはひと味違いますね。大粒で、甘くて、ぷりっぷりで、最高でした!。
畑では、みのワンにも会えました!手足の短さや二頭身の体形、歩く姿もかわいらしかったですね。
それから、あけぼの大豆で作ったお菓子“みのぶらん”もいただきました。小さめの食べやすいサイズですが、クリームが濃密で食べ応えがありました。甘さ控えめで、私にとってはちょうどいい甘さ。あけぼの大豆の風味も十分に感じられて、コーヒーにもお茶にも合いそうな、本当においしいお菓子ですね。実は私、あけぼの大豆は栗に似ていると前から思っていたんですよ。そんなこともあって、“みのぶらん”、おすすめです!
畑では、みのワンにも会えました!手足の短さや二頭身の体形、歩く姿もかわいらしかったですね。
それから、あけぼの大豆で作ったお菓子“みのぶらん”もいただきました。小さめの食べやすいサイズですが、クリームが濃密で食べ応えがありました。甘さ控えめで、私にとってはちょうどいい甘さ。あけぼの大豆の風味も十分に感じられて、コーヒーにもお茶にも合いそうな、本当においしいお菓子ですね。実は私、あけぼの大豆は栗に似ていると前から思っていたんですよ。そんなこともあって、“みのぶらん”、おすすめです!

次の機会には、本栖湖にも足を延ばせたらと思います。千円札の富士山は絶対に見たいし、アクティビティにも挑戦してみたい。
それから、久遠寺の三門でイベントができるそうですね。久遠寺はパワースポットなので、ヒーリング系の音楽を即興でやるイベントなんかできたらすごく楽しそう。音楽とヨガを絡めたイベントもおもしろそうなので、ぜひやってみたいです!
それから、久遠寺の三門でイベントができるそうですね。久遠寺はパワースポットなので、ヒーリング系の音楽を即興でやるイベントなんかできたらすごく楽しそう。音楽とヨガを絡めたイベントもおもしろそうなので、ぜひやってみたいです!
身延町とゆるキャン△
こんなにもアニメを上手に使って町おこしにつなげているところはあまりないんじゃないかな。すごい成功例だと思います。街を歩いていても、あちこちにポスターや関連グッズがあったり、ここでしか買えないお土産があったりして、まさに聖地という感じ。ほのぼのとしたお話なので、それも良いのでしょうね。リアリティもあり、読んだ人が身近に感じられる環境が、アニメの中にも、身延町にもあるので、こんなにも一体感があるのかもしれませんね。
ゆるキャン△ファンに人気の「園林」さんで、美味しいコーヒーをいただきながらマスターや奥さんとゆるキャン△トークができたのも楽しかったです。店内にあった交流ノートにメッセージを書き込んできたので、いろんな人に見てもらえたら嬉しいです。
ゆるキャン△ファンに人気の「園林」さんで、美味しいコーヒーをいただきながらマスターや奥さんとゆるキャン△トークができたのも楽しかったです。店内にあった交流ノートにメッセージを書き込んできたので、いろんな人に見てもらえたら嬉しいです。

いつかまたやりたい、本栖高校での音楽祭
2018年の秋に、本栖高校(「ゆるキャン△」に登場する架空の高校。旧下部小中学校がモデルになっている)の校庭でやった「秘密結社ブランケット音楽祭」は、それはそれはステキな体験でした。夕方から日が暮れるまでアウトドアで音楽をやるというイベントで、控室はなんと体育館!?。校庭には出店も出ていて、開催前から大盛り上がり!途中、「クマが出ます」という町の放送が流れたのも想い出深いですね。
出演者もお客さんも、みんな学園祭のノリで楽しんでいて、私も、自分の歌だけでなく、「ゆるキャン△バンド」の一員として、初挑戦のマンドリンでゆるキャン△の曲を演奏したりして、本当に楽しかった。最後はみんなで焚火をしているところへサプライズ登場して、「ふゆびより」(アニメ「ゆるキャン△」のエンディング曲)をもう一度演奏し合唱しました。あんな風にお客さんを身近に感じられる手作り感満載のイベントをまたやりたいなぁと、ずっとずっと思っています。
出演者もお客さんも、みんな学園祭のノリで楽しんでいて、私も、自分の歌だけでなく、「ゆるキャン△バンド」の一員として、初挑戦のマンドリンでゆるキャン△の曲を演奏したりして、本当に楽しかった。最後はみんなで焚火をしているところへサプライズ登場して、「ふゆびより」(アニメ「ゆるキャン△」のエンディング曲)をもう一度演奏し合唱しました。あんな風にお客さんを身近に感じられる手作り感満載のイベントをまたやりたいなぁと、ずっとずっと思っています。
町の歌「おかえりなさい、少年たちよ」
身延町の歌「おかえりなさい、少年たちよ」では、歌唱を担当させていただきました。ピアノ演奏のデモテープをはじめて聞いたときに「すごくきれいな曲だなぁ」って感動して。練習中も、「良い曲すぎる」と泣いてしまって、歌えなくなることが何度もあったんですよ。
完成したバージョンは、山や川の景色が思い浮かぶ曲になっていて、これも大好きです。夕方5時のチャイムに変えて毎日流していただいていると聞いてとても嬉しいし、ありがたいなって思います。
これからもずっと、身延町のみなさんに歌い継いでいっていただけたら嬉しいですね。
完成したバージョンは、山や川の景色が思い浮かぶ曲になっていて、これも大好きです。夕方5時のチャイムに変えて毎日流していただいていると聞いてとても嬉しいし、ありがたいなって思います。
これからもずっと、身延町のみなさんに歌い継いでいっていただけたら嬉しいですね。


佐々木恵梨さん
幼い頃からクラシックバイオリンを習い、京都大学総合人間学部入学後、軽音サークルに加入し、ボーカル&ソングライティング活動をスタート。自身で作詞作曲歌唱を手がけた2018年TVアニメ『ゆるキャン△』エンディングテーマ「ふゆびより」はYouTubeで約300万再生を超えるロングヒット。アメリカ、ヨーロッパ、アジア各国での公演も多数。公演の度に即完売の大人気ミュージカル『天の河伝説』では音楽監督を務めた。京大卒の頭脳を生かし、知的ゲーム番組「たほいや甲子"園」「アルティメット人狼」などへの出演、2019年には山梨県身延町の観光大使に就任など、多方面に活躍中。
http://erisasaki.net/<外部リンク>